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STORY 巣鴨信金物語 職員とともに

巣鴨信用金庫の「ホスピタリティ」の領域は、もちろん職員にも及びます。
仕事面や生活面における職員の不安を払拭し、それぞれが仕事にやりがいを感じながら、
生き生きと働くことのできる職場づくりに努めています。

人事総務部人事グループ 係長

荒永 未佳2004年入庫(左)

人事総務部人事グループ 係長

星野 美絵子2000年入庫(右)

お客さまの本業サポートに全力で取り組む

人事総務部人事グループ 係長

荒永 未佳2004年入庫(左)

人事総務部人事グループ 係長

星野 美絵子2000年入庫(右)

一人ひとりを
支える
職員の
相談窓口

巣鴨信用金庫は、それぞれのライフイベントに合わせた福利厚生制度が充実しています。「育児短時間勤務制度」※では、1日に最大2時間の勤務時間を短縮できるため、多くの職員が保育園の送り迎えなどの時間に充てながら有効利用しています。また、未就学の子どもが体調を崩したときには「子の看護休暇」を活用でき、有給休暇とは別に年間最大5日(子どもが2人以上の場合は最大10日)取得することができます。
日々の何気ない相談も打ち明けられるような良き相談役として、職員をサポート。それらの取り組みの中から、育児休業と職場復帰の経験を活かして職員たちの心に寄り添う、人事総務部 係長・星野 美絵子と荒永 未佳の活動をご紹介します。 ※「育児短時間勤務制度」……小学3年生の年度末までは、30分単位で最大2時間の利用が可能です。育児・介護休業法では3歳までとしている中、巣鴨信用金庫ではそれを上回る手厚い制度にしています。

どんなときでも
「共感」と「YES」の姿勢で

日々の業務では社会保険などの人事労務管理を正確に進めながら、職員からの問い合わせや相談にも対応しています。その中で心がけているのは、事務的な内容だとしても、できるだけプラスアルファの声かけをすることです。電話などで「お子さんは元気?」といった何気ないことを話すこともあるのですが、それをきっかけに「実はほかにも聞きたいことがあって」と打ち明けられることもあります。私たちとの距離を少しでも近く感じてもらえるように、そういった悩みや質問に対しては、「共感」し、「YES」の姿勢で聞くようにしています。相手から「話せて良かったです」と言ってもらえたときには本当にうれしくなりますね。(星野)
私自身も最初の妊娠時には、地方出身で近くに頼れる家族がいない中で、上司や同僚など多くの方々に助けられました。育児が忙しく、「もう仕事を続けられない」と諦めかけていたときに、「頑張って続けてみたら?」「サポートしてくれる人がたくさんいるよ」という言葉を周囲からいただいたからこそ、ここまで約20年間仕事を続けることができました。巣鴨信用金庫の「ホスピタリティ」は、職員同士の関係にも根づいていると感じています。(荒永)

育児休業中の職員をサポート

巣鴨信用金庫は福利厚生制度と周囲のサポートが充実していますが、それでも実際に育児をしながら働くのは大変なことです。育児休業中においても「復帰後に仕事と育児を両立できるのか」など、さまざまな不安がつきまといます。
そこで巣鴨信用金庫では、女性職員がさらにやりがいを持って働けるよう、人事総務部の職員を中心に「女性活躍推進室」を立ち上げました。主な活動のひとつとして、育児休業中の女性職員をサポートするための「職場復帰応援の集い」、通称「かるがも会」※を開催しています。先輩の子育てママ職員と座談会形式で情報交換したり、お子さんと一緒にベビーマッサージに取り組んでもらったりすることで、気分のリフレッシュにつながればと考えていました。私たちの体験に基づいた「子育て奮闘記」「働くママの一日のタイムスケジュール」なども配布したことで、参考になる部分も多かったようです。
それらの催しで目指していたのは、私たちに相談するハードルを下げることです。特に育児休業中は、気後れして人事に話せないことも多いので、「いつでも電話してきてね」というフランクな雰囲気をつくれるように意識していましたね。「かるがも会」は、今後も定期的に開催していく予定です。(荒永) ※「かるがも会」……オンライン上のシステム「かるがもメッセージ」で気軽に連絡を取り合うことが可能です。また、育児休業中の庫内の近況などの事務連絡はもちろん、保育園申込に関する情報や、人間ドックなどの健康診断の案内も閲覧が可能です。

復帰後の「成長」を見守っていく

育児休業後の職場復帰にあたっては、業務に慣れるための復帰前研修も行っています。復帰後2か月ほどのタイミングで、仕事や子育てで悩んでいることなどを気軽に話せる面談・研修を実施。復帰して最初が大変なのは自分も経験していたことなので、「一年過ぎれば大丈夫。今が頑張りどきだよ」と声をかけるようにしています。
その後の様子を見ていく中で感じるのは、職員一人ひとりの大きな成長です。復帰後すぐの頃に「もう私やっていけません」という不安を抱えている方が、一年後には「あの先輩がすごい」と、ほかの職員から尊敬される存在になっていきます。その姿を見て、ほかの職員が勇気づけられることも沢山あります。いわば、「成長の連鎖」ですね。「仕事と子育ての両立に慣れてきて、以前よりも充実しています」と話す方も多いので本当に嬉しいです。(荒永)
今後は子育てだけではなく、ご家族の介護が必要な職員など、それぞれの家庭事情や生活スタイルに合わせた働き方ができるよう、必要な制度を整備しながら、みんなが働きやすい職場環境をつくっていきたいです。(星野)