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STORY 巣鴨信金物語 お客さまとともに

信用金庫は「困っているときにはお互いに助け合う」という相互扶助の精神で
地域の方々によって設立され、共に歩んできた地域金融機関です。
地域の皆さまから、「ありがとう」のひと言をいただくことが、私たちの喜びです。

ビジネスパートナー部

S-bizグループ 係長

浅見 忠愛2008年入庫

お客さまの本業サポートに全力で取り組む

ビジネスパートナー部

S-bizグループ 係長

浅見 忠愛2008年入庫

お客さまの
本業サポートに
全力で取り組む

巣鴨信用金庫は、お客さまの「本業サポート」に全力で取り組んでいます。営業店ではお客さまのもとに足しげく通い、事業の理解を深め、長期的・短期的課題にともに向き合うことで、「真のビジネスパートナー」として認めていただけるよう努めています。
そうした営業店の本業サポートを支え、お客さまの事業計画作成などにも対応できるように本部に設置されたのがビジネスパートナー部の「すがも事業創造センター〈S-biz(エスビズ)〉」です。支店での対応が難しい課題にも、知恵とアイデアを駆使して解決策を提案。地域で頑張るお客さまの夢や目標に寄り添いながら、営業店と同じ気持ちで本業の成功に向けた施策を一緒に考えています。
S-bizに寄せられる相談数は年間1,700件を超え、販路拡大・知財活用・事業承継など多岐にわたります。それらの取り組みの中から、事業者さま同士のつながりで地域活性化を目指す、ビジネスパートナー部 S-bizグループ 係長・浅見 忠愛の活動をご紹介します。

消費者の視点で知恵を絞る

私の実家では事業を営んでいたため、気さくに声をかけてくれる信用金庫の方々は、子どもの頃から身近で温かみのある存在でした。その印象が強かったので、就職活動においても中小企業や零細企業のお役に立てる信用金庫に絞っていました。たくさんの信用金庫を見ましたが、「地域の事業者さまのために」という想いがもっともあふれていたのが巣鴨信用金庫でした。入庫から15年以上経ちますが、その理念は全く変わっていないと感じます。
S-bizの業務で私が担当しているのは、事業者さまの販路拡大のサポート業務です。お客さまの商品やサービスをもっと多くの人に知ってもらうため、消費者の視点を大切にしながら知恵を絞っています。解決策がなかなか浮かばないこともありますが、会議でほかのメンバーからさまざまな視点のアイデアが出てくるので、とても刺激になります。
地域の事業者さまを取り巻く環境はさまざまで、「これだ」という答えがありません。私たちもその不確定な世界に飛び込むつもりで、業績を表す決算書にとらわれず、お客さまの事業と地域を広く見ながら課題の本質をつかむようにしています。お客さまと一緒に事業内容について議論することも多く、非常にやりがいを感じる仕事です。

一人が変わると、地域が変わる

地域の事業者さま同士のコラボレーションによる新製品開発のお手伝いもしています。例えば、ある案件ではコロナ対策商品として、店舗に設置する消毒液スタンドのアイデアを複数の事業者さまと一緒に話し合いました。共通の思いがある中に私たちがお邪魔して、「こういうかたちで見せたらどうですか」「こういうPRの仕方はどうですか」、などのご提案をして、販売方法まで考えていきました。仕入先も含めてさまざまな事業者さまと連携しながら取り組みを進めていき、販売後には各種のメディアでも取り上げられるようになりました。お客さまから「我々だけではここまでできなかった」というお言葉をいただいたときには、本当に嬉しかったです。
事業者さま同士のコラボレーションが世間で注目されるようになると、ほかのお客さまも刺激を受けて少しずつ新たな取り組みを始めるようになります。つまり、一人のお客さまが元気になって新たなチャレンジを始めると、それが地域全体に波及するということです。地域を活性化させるために私たちができることは、一人ひとりの事業者さまに対して真剣に向き合い、情熱を持って接することだと思います。

百社百様の事業が地域を盛り上げる

地域の活性化をサポートする私たちの取り組みは、営業課員との連携なくして成り立ちません。お客さまとの一番の接点である彼らが、どんなことに困っているのかを日々確認して、一緒に課題解決に取り組んでいます。融資などの金融面だけではなくお客さまの事業そのものを見ようとする意識に関しては、どの信用金庫にも負けないと自負しています。
その一方で、ライバルだと思われがちなほかの信用金庫とも、地域のためならばと積極的に交流しています。先進的な取り組みなどがあれば教えてもらいますし、有益な情報は進んで共有するようにしています。地域活性化の想いは私たちと同じですし、協力しながら取り組むことで多角的なアプローチができると考えています。
地域にはたくさんのお客さまがいらっしゃって、一つとして同じ事業体はありません。業界はさまざまですが、すべての企業には必ずセールスポイントがあります。そして、そこには社長や従業員の皆さまの想いが詰まっています。百社百様の事業や人生に触れながら多くのお客さまに喜んでいただき、その結果として地域を盛り上げていくことが、巣鴨信用金庫ならではの仕事の醍醐味だと思います。