郊外で金属プレス加工や金型の製造を行っている株式会社H様

  • 海外ビジネス

大手企業が生産拠点を日本国内から海外へとシフトする大きな流れの中で、顧客のニーズに対応していくため自身も海外に進出する必要が出てきました。
初めての海外進出に対して分からないことが多くあったことから営業担当者に相談したことが出会いのきっかけでした。

S-bizへの相談のきっかけは?

当社では、国内の日系自動車メーカーの一次下請け先に加工部品の納入を行っていました。日系自動車メーカーの国内生産縮小と海外生産拡大方針を受け、海外への輸出取引をはじめたものの、取引先日系自動車メーカーの一次下請け先は、輸出パートナーでなく海外現地製造パートナーを求めるようになりました。
取引先の要望へ応えるためには、当社も海外製造工場新設が必要になると決断しました。一方で、輸出と異なり現地の法律や税制など確認すべき項目が数多くあり、人材、工場用地、資金調達方法についても簡単に進められないことがわかりました。
そのような中、身近なメインバンクの巣鴨さんに声をかけたところから始まりました。

どのような面でお役に立ちましたか?

S-bizさんとじっくり相談したあとに紹介してもらった現地銀行や現地コンサルタントとの打ち合わせを重ねました。そして、解決すべき課題から取り組むべきことの見える化を進めることで海外現地工場立ち上げの計画を描くことができました。
特に、当社の事業展開を深く理解してくれた巣鴨さんには信頼感を抱いています。機械設備の重要性や工場稼働に必要な人員、教育に関する時間が必要なことなどについても巣鴨さんに認識してもらえたのは非常にありがたかった。

今後はどんな展開を考えていますか?

国内外の生産拠点の最適化に取り組むため、巣鴨さんから紹介してもらったコンサルタントとともに「経営革新計画」や「ものづくり補助金」に取り組みました。また、経理部門と生産部門で受発注情報のデジタル化、情報の入力・集計・分析の効率化についても検討しています。

今後、巣鴨に期待することがあればお願いします。

前例主義やマニュアル主義に陥りやすい大手メーカーを中小企業の活力やイノベーションをもって支えることができなければ製造業ビジネスが成立しないのは、国が変わっても同じだと思っています。
国内取引で一番身近な金融機関が、海外事業についても受注見通しなどの事業性について理解してくれるのは非常にありがたいことです。引き続き幅広い相談に乗っていただきたいと思っています。